8月3~15日に都内の京王百貨店新宿店で「アントニオ猪木 80thANNIVERSARY『燃える闘魂・アントニオ猪木展』」が開催される。幼少期より猪木さんの試合を見て育ち、「闘魂」を受け継ぐのが女子プロレスラーのSareee(27)だ。米WWEでも活躍した女戦士が語る猪木さんの存在とは――。

 父は赤い闘魂マフラータオルを常に首から下げるほど、猪木さんの大ファンだった。その影響でプロレスを知り、プロレスラーになることを志したSareeeは「私は3回、猪木さんにお会いしたことがあって、会うたびに『本当に応援してるから頑張ってね』って。いつも背中を押してくださる存在でした」と振り返る。

 幼少期は猪木さんグッズに囲まれて過ごした。猪木さんが1998年の引退試合で読んだ「この道を行けば…」の詩が流れる目覚まし時計で起床する毎日だった。「物心ついたころからその目覚ましで起きてるので、完全に覚えてるんです。目覚めもよかったです」

 夢をかなえ、2011年4月にディアナでデビューしたSareeeは、21年からWWEマットに参戦。契約満了で退団後の今年5月から日本での活動を再開させた。12年間のプロレス人生を支えたのは間違いなく「道」だったという。

「渡米する時も『迷わず行けよ。行けばわかるさ』っていう言葉を思い出して決断したし、帰ってきた時も『WWEまで行ったけど、ここで辞めるか』とか迷ったけど、この詩に後押しされて『一番やりたいことを信じよう』って思えました」

 今夏は自主興行「Sareee―ISM」(8月4日、東京・新宿フェイス)やシードリングでのタイトルマッチも控える。「『道』は人生の全てを表していると思うんです。なのでこれからも大切にして、私の戦いを見せていきます」。猪木イズムとともにリングに立ち続ける。