原巨人の得点力不足解消のカギは四球数アップにあり? 巨人は前半戦最終戦となった17日のヤクルト戦(神宮)に延長10回、10―11でサヨナラ負け。今季2度目の5連敗で借金2での折り返しとなった。主力野手にケガ人が続出したことによる貧打は深刻だが、この日約1か月ぶりの2桁得点を生んだ「四球の価値」が再評価されている。
最後の最後に力尽きた。初回に先発・菅野が2被弾6失点でわずか17球、プロ最短KOの〝背信投球〟。だがこれで打線が奮起し一時は勝ち越しに成功するなど、14安打10得点と快音が響いた。
原監督は「だいぶ粘ったというのはありますね」と6月10日ソフトバンク戦(ペイペイ)以来の2桁得点に手ごたえ。「もう1回、いいところは伸ばしてね。直すべきところはまた訂正しながらね。時間を有効につかうということですね」と後半戦での巻き返しを誓った。
悔しい敗戦のなかで収穫もあった。得点力アップには四球数も大きく影響する。実際、この日は6四球を選んだことで10得点につながった。
巨人の今季の四球数はこの日の試合前時点で球団中11位の187四球(ワーストは中日の177四球)となっていた。シーズン換算で昨年の429四球から100以上減る計算になる。大久保チーフ打撃コーチは「四球数が少ないのというのは実感としてある」と改善すべき点として認識している。
その理由について「ファーストストライクから積極的に打ちにいくチーム方針でやってきた。カウント3―1、3―2からも打ちにいくと、四球数はどうしても減る。プロ経験が少ない秋広や門脇がスタメンで出ているけど、追い込まれてから四球を選ぶにはやっぱり経験が必要。こういう時は岡本和や吉川ら規定打席に立った選手に多く四球を選んでもらうしかない」と分析する。
坂本の離脱から始まり中田翔、ブリンソンとケガ人が増えた。この日の大量得点まで7月は12試合で2回の零封負けを喫するなどわずか30得点。1試合平均2・5得点だった。
エース級との対戦で安打も難しい相手からの四球は大きな価値を持つ。さらに大量得点を奪う試合が増えれば投手陣の負担も減らすことができる。チームとしての四球数のアップはV奪回を目指す巨人の後半戦の課題の1つとなりそうだ。












