新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」16日札幌大会のDブロック公式戦で、後藤洋央紀(44)が矢野通(45)との同門対決を制し白星発進を飾った。

 かつて矢野を相手に記録したG1史上最短決着となる18秒の更新を狙った後藤は、開始のゴングと同時に襲い掛かる。しかしこれをいなされると、場外に追いやられリング下へと押し込まれてしまう。

 さらに登別市観光大使を務める矢野がセコンドとして連れてきたPRキャラクター・登夢(とむ)くんもリング下へ。なにやら両者がもみ合う音だけが聞こえた後、リングサイドに現れた後藤の上半身には、一体何が起きていたのか登夢くんの頭部だけがかぶされていた…。何とも猟奇的な光景ではあったが、ともあれカウント19ギリギリでリングアウト負けの危機を逃れた。

 リングに戻ると矢野の丸め技連発で窮地に陥った後藤だったが、急所攻撃を阻止するとヘッドバットを連発し逆転。そのまま一気にGTRをさく裂させて鮮やかな逆転勝利を収めた。

 登夢くんの生態への興味が深まるなか、2008年大会以来実に15年ぶりのG1制覇へ好発進を飾った後藤は「(キャリア)20年目の、また熱い熱い夏がこうやって始まったんだ。目標の18秒以内決着、目指したけど…くそっ、失敗しちまったな。記録には残すことはできなかったけど、今日の試合、俺の記憶にはしっかり残ったよ」とキッパリ。デビュー20周年の節目の年に、再び頂点へ突き進む。