立浪竜が土壇場で執念を見せた。中日は15日の阪神戦(甲子園)に延長10回の末、6―4と逆転勝ちで接戦を制した。ヒーローとなったのは決勝打を含む4安打1打点と大暴れした大島洋平外野手(37)だ。
敗色ムードが漂ってきた2点ビハインドの9回だ。先頭の代打・福田が四球を選び、福永の中前打で無死一、二塁。続く大島が一ゴロで一死二、三塁と走者を進めると、2番・岡林が右前へ2点適時打を放ち、同点に追いついた。
さらに延長10回は溝脇の左中間への二塁打などで二死一、二塁の好機をつくり、この日3安打を放っていた大島が右翼線へ値千金の適時打。そこに右翼手・熊谷の失策も絡み、一気に2点を勝ち越して試合を決めた。
お立ち台に上がった大島は「『もう自分が決めてやる!』と思って打席に入った。とにかく何とかバットに当てれば、ことが起きると思っていた」と、してやったりの表情を浮かべた。
5月は打率2割台前半と調子を落としたが、7月に入って状態を上げてきた。その要因について「この1か月ぐらいトレーニング内容や調整のやり方を変えた。ずっとセンターで出ていて、今年はレフトが多くて、走る量が減っている。ランニングの量を増やした。シーズンに入ってセンターとレフトでは走る量が全然違うので、それを補わないといけない。やり方を変えてみて、結果も徐々に出だしてきている」と明かした。
2000安打の大台まで残り32本に迫った竜のベテランが、さらに勢いを加速させていきそうだ。












