【ワシントン州シアトル11日(日本時間12日)発】エンゼルスの大谷翔平(29)はマリナーズの本拠地Tモバイル・パークで行われるオールスター戦にア・リーグの「2番・DH」で先発出場し、初回は空振り三振だった。試合前に行われた恒例のレッドカーペットショーでは選手のトップで登場。グレーのスーツとネクタイ姿に沿道のファンから大歓声が送られると、少し照れたような表情で歩いた。MLBネットワークのインタビューで昨季、ヤンキースのジャッジがマークした62本塁打のリーグ記録を「塗り替えたい気持ちはある」と断言。後半戦の主役も譲らない。
大歓声を浴びて打席に入った。初回一死無走者で、ナ・リーグの先発は右腕ゲーレン。前半戦11勝はメジャートップタイだ。2日(同3日)に敵地で対戦。空振り三振、見逃し三振、左飛と完璧に抑えられた。「Come to Seattle!(シアトルに来て)」の大合唱の中、フルカウントから内角低めのナックルカーブに空振り三振だった。
恒例のレッドカーペットショーの舞台はシアトルの名所の一つ、スターバックス1号店があることでも知られるパイクプレイス・マーケット。開始1~2時間前からファンらが並び始めるなど大盛り上がり。ちなみにカーペットの色はTモバイルにちなんでピンクだ。
大谷はア・リーグを指揮するダスティ・ベイカー監督夫妻に続き、選手のトップで登場した。ダークグレーのスーツ、ライトグレーのシャツにスーツと同系色のネクタイ姿だ。アカデミー賞の授賞式に出席する俳優のような洗練されたスタイルにファンは一斉に大歓声。少し照れたような表情にその場の全ての携帯が向けられた。
代替選手として初出場するチームメートのカルロス・エステベス投手(30)は「(大谷のスーツ姿は)しっかり見たよ! まるでGQ(ファッション誌)のファッションモデルのようだった。『スーパークリーンのルックでイカしてるね』って声を掛けたよ」と二重丸だ。
主役を囲むように多くのカメラとテレビカメラが一斉に移動。前日の会見に続き、お祭り騒ぎだった。チームメートのトラウト、ヤンキースのジャッジらスーパースター不在の中、主役のオーラは圧倒的だった。
MLBネットワークのインタビューに応じ、注目発言した。「ア・リーグの本塁打記録を塗り替えたいか」と問われると「塗り替えたいなという気持ちはもちろんありますけど、まずはしっかり健康でシーズンを終えたいなというのが、どのシーズンも一緒ですけど、そこが一番かなと思います」と意欲を示したのだ。
現在32本塁打の大谷がジャッジの62発超えを果たすには残り71試合で31本塁打と前半戦を上回る超ハイペースが必要だ。もちろん簡単ではないが、6月に月間15本塁打と量産した。その理由について「感覚自体は良かったけれど、なんとなくヒットがホームランになっている割合がただ単にたまたまそうなったんじゃないかな」と謙遜したが、今季の打撃を見れば2度目、3度目も期待したくなる。今季の銀河英雄伝説はどんな形でフィナーレを迎えるのか楽しみだ。













