昨年10月1日に死去したプロレス界のスーパースター、〝燃える闘魂〟アントニオ猪木さん(享年79)のドキュメンタリー映画「アントニオ猪木をさがして」が、10月6日にギャガ配給で全国公開(TOHOシネマズ日比谷他)されることが決定した。

 同作品は、猪木さんが設立した新日本プロレス創立50周年企画として製作されている。「ドキュメンタリー」「短編映画」「貴重なアーカイブ映像やスチール」の3要素で構成され、猪木さんの壮大な軌跡を追っているという。
 
 公開に先立ち、猪木元気工場(IGF)の湯川剛氏がコメントを寄せ「昨年夏、闘病中の猪木さんに生きる希望も含め、〝猪木の映画〟を話しました。目を細めたうれしそうな顔が今もよみがえります。その後、新日本プロレスさんに『創立50周年記念事業』提案して受け入れてくれました」と映画製作に至った経緯を明かした。その上で「天国の猪木さんはこの『アントニオ猪木をさがして』を満足してくれるでしょうか! 〝バカやろう~こんな映画作りやがって〟と叱られるかもしれませんが、それでもいいから猪木さんの生の声が聞きたいです。猪木さん」と亡き燃える闘魂にメッセージを送った。

 また、新日本プロレスの菅林直樹会長は、〝猪木映画〟製作の意義についてこうコメントした。「10年以上、関係が途絶えていた創業者・アントニオ猪木会長と新日本プロレス。しかし、その間もストロングスタイルを提唱した団体の〝生みの親〟に対して、かつて交流のあった所属選手はもちろん、オカダ・カズチカ選手を始め猪木会長を直接知らなかった世代からも尊敬の念は途切れることなく続き、その関係性は新日本プロレスの50周年を前にして、距離が徐々に縮まっていきました。残念ながら新日本プロレスのリングに再び上がっていただく夢はかないませんでしたが、今回の映画『アントニオ猪木をさがして』は、現在の新日本プロレスからの〝最後の親孝行〟であると同時に、いまも団体の原風景として生き続ける〝猪木イズム〟、そして〝闘魂〟とは何か? をひもとく重要なドキュメンタリーとなっています」

 猪木さんの映画プロジェクト始動は、今年の新日本1・4東京ドーム大会で「特報」として発表されていた。