フィギュアスケート男子シングルのミハイル・コリヤダ(ロシア)が、活動休止を発表した。

 ロシアメディア「スポーツ」によると10日、チャンネル1のテレビ番組で発表した。コリヤダは「RIAボーボスチ」のインタビューに対し、「間違いなく今は休止が必要だ。精神的に疲れているし、解決しなければならない健康問題もある」「どうしていいかわからないときは、やめたほうがいい」と心身の健康が理由だと説明した。

左から宇野昌磨、ネーサン・チェン、ミハイル・コリヤダ(2017年)
左から宇野昌磨、ネーサン・チェン、ミハイル・コリヤダ(2017年)

 このインタビューは「しかるべき時が来たら公開する」という約束で昨年秋に行われ、活動休止を発表と同時に公開された。SNSをやめたことについても言及。「私のエネルギーの多くを奪っていることに気づいた」「私は生きていて傷つきやすいから、いろいろなことに反応してしまう。今はどうすればいいかわかっているけど、以前はわからなかった。嫌な気分になったり、気分を害したり、傷ついたりした」と、SNSに苦労してきたことも語っている。

 一方、今後について「私はフィギュアスケートをとても大切にしている。スケート靴を爪に引っ掛けて、さよならするつもりはない。でも、息抜きの時間は絶対に必要だ」と復帰する意向を示しているが、時期については明らかにしていない。

 ロシアフィギュアスケート連盟のアレクサンドル・コーガン事務局長は「スポーツ」に対し「才能のあるアスリートが競技キャリアを中断することを決定したのは残念」と語った。複数のメディアは、アイスショーには出演する可能性を伝えている。

 コリヤダは2018年平昌五輪団体銀メダルメンバー。同年の世界選手権男子シングルで銅メダルを獲得した。ロシア男子をけん引してきたとあって、波紋が広がっている。