中日の細川成也外野手(24)がもがき苦しんでいる。5月は月間打率が3割6分(100打数36安打)、5本塁打、17打点と低迷するチームの中で気を吐き、7年目にして初めて月間MVPを獲得。監督推薦で球宴初選出も決め、現役ドラフトの大成功例としてここまで新天地で躍動を続けてきた。

 ところが、7月を迎える直前から突然、バットが湿りだした。ここ7試合では31打数3安打で打率9分7厘、18三振と大スランプに陥った。現在の自身の状態について「僕もよく分からない。打っていても感覚的に違うなみたいな。映像を見てもタイミングだったり何もかも全部がおかしい」と吐露。すっかり迷路にはまり込んでしまった。

 6日、バンテリンドームでの全体練習終了後、状態が一番よかった5月ごろの感覚を取り戻そうと細川は約30分にわたって居残り特打を敢行。「感覚が戻るまで打ってみたかった。モヤッとした感じがあって、感覚を取り戻すには打つしかない。今年初めてこんな変な感じになったので、なんとか早く戻せたら」と躍起になっている。

 特打を見守った和田打撃コーチは「体力的な疲れもあるけど、数字が落ちていくとメンタルも頭も、いろんな疲れがあると思う。すごく厳しい攻め方もされているので、それをどうかいくぐっていくかが大事」と指摘。その上で「今、一番底にきている。だけど、出続けるしかない。この状況から逃げられないので立ち向かうしかない。一人前になるためのいい試練」と鼓舞する。

 細川は「安打を打てないと頭が痛いというか、ずっとモヤモヤした感じが残る。イライラもするし、安打を打てばそれが薬になる。打てていなかったのにいきなり3安打したりとかあるし、そういうのがパッとくれば、気持ち的にも楽になって変わると思う。やっぱり試合で打たないとモヤモヤは取れない」と打ち明ける。

 立浪竜が最下位から巻き返すためにも、細川の打棒復活が待たれるところだ。