中日・根尾昂投手(23)にチーム内外から一軍待望論が巻き起こっている。

 5日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(ナゴヤ球場)に先発した根尾は、プロ入り最多の121球の熱投を見せ、7回6安打3失点と力投。前回6月23日の同阪神戦(ナゴヤ球場)でも7回3安打無失点と好投を披露しており、これでプロ入り最多イニングを2試合連続でこなした。

 これにはチーム関係者も「根尾はものすごいスピードで成長している。昨季の途中から投手に転向して今季から本格的に先発に挑戦し始めたばかり。昨オフや開幕当初は制球に苦しむところもあったのに、もう結果を出している」と舌を巻く。その上で「根尾が一軍昇格すれば、低迷するチームのカンフル剤となってくれるはず」と期待を寄せている。

 中日は5日の巨人戦(バンテリン)に延長12回の末、6―7で力尽きて3連敗。借金は今季ワーストの17まで膨れ上がり、最下位にあえいでいる。それだけに、ある中日OBは「根尾が一軍のマウンドに上がれば、スタンドが大盛り上がりになるのは間違いない。今のこの重苦しいチームの雰囲気をガラッと変えられるものを持っている男だからね。根尾にはこの危機的な状況にあるチームを救ってほしい」と熱望している。

 最下位脱出の〝切り札〟として、立浪監督が根尾をどのタイミングで一軍で先発起用するのか、注目される。