巨人の高梨雄平投手(30)が4日の中日戦(バンテリン)後、2日の阪神戦(東京ドーム)で死球を与えた近本光司外野手(28)への謝罪の言葉を口にした。

 高梨は同ゲームの7回で近本に投じた白球が右わき腹付近に直撃。近本はその後も出場し続けたたものの、3日に兵庫県内の病院で診断を受けた結果、「右肋骨(ろっこつ)骨折」と診断され、4日に出場選手登録を抹消された。

 この日の試合後、神妙な表情を浮かべながら、取材に応じた高梨。「同級生の糸原を通じて、近本君の方には謝罪と『大丈夫?』というのを聞いていて、その当日の時点では『大丈夫そうです』とのことだったのでそうだったらいいな、となっていたんですけど…。骨折ということになってしまって、本当にこの大事な時期ですし、彼のキャリアの中で骨折で離脱させてしまうというのは本当に申し訳ないです」と、慎重に言葉を選びながら苦しい胸の内を告白。

「まだ骨折の記事が出てからは試合もあったので連絡が取れてないんですけど、本当に申し訳ないですね…」と重ねて謝罪の言葉を発した。

高梨の死球を受け倒れ込む近本(2日)
高梨の死球を受け倒れ込む近本(2日)

 故意ではなく、真剣勝負の結果ではあるが「いや、それはちょっと僕の方から言うことじゃないというか…。とにかく一日も早く回復をしてくださることを…ということしか僕の方にはないんですけど…。一日でも早く完治、いい方向に行ってくれることを、それしかないですね」と早期の回復を願った。

 ネット上では、高梨のSNSアカウントに対しファンからの批判のコメントが寄せられ、中には誹謗中傷や殺害予告なども書き込まれている。プロ12球団、ならびに選手会は今春「誹謗中傷、侮辱」に対する注意喚起の声明を発表しており、SNSを巡る一連の問題は昨今の球界全体のビッグイシューにもなっている。