またしても快投でチームに勝利をもたらした。ソフトバンクが6月30日の西武戦(ベルーナ)に3―1で白星。先発した有原航平(30)が無傷の3連勝を飾った。

 日本ハム時代に苦手としていたマウンドだった。立ち上がりこそ苦しんだものの、修正に成功して2回に先頭のマキノンに一発を浴びて以降はノーヒットに抑えた。8回を投げて2安打1失点。「ホームランも打たれましたけど、切り替えて今日、自分ができることをやることができたので良かったと思います」と表情を緩めた。

 6月6日のDeNA戦(ペイペイ)で一軍初登板。ここまで投げた4試合すべてでチームは勝利し、防御率0・94と抜群の安定感を誇っている。持ち味として発揮しているのが〝変幻自在〟でクレバーな投球だ。首脳陣からも「ストレートでも球速に幅をつけているし(同じ)変化球でも幅がある。うまく出し入れで調整して投げている」との声が上がる。

 頼もしい投球に斎藤学投手コーチは「ストライク取れるところは取って、ボールにするところはする。メリハリをつけて的を絞らせきらない。(球速帯などを変化させての投球も)工夫してやっていて、抜いたり入れたりが上手なのでね。そこらへんは経験が違いますよね」とたたえた。

 これで今季最多の貯金12となり、首位・オリックスを0・5ゲーム差で追走している。有原がV奪回に向けての救世主となっている。