ノアのGHCヘビー級選手権(17日、名古屋国際会議場イベントホール)は、王者のジェイク・リー(34)が杉浦貴(53)を退け、3度目の防衛に成功した。

 4年半ぶり5度目の戴冠を狙うベテランと、真っ向勝負に挑んだ。序盤に強烈なスピアーを浴び、腹部にエルボーを集中された。それでも隙をついてのワキ固めを決めるなど、追撃は許さなかった。

 ナックル3発、五輪予選スラムをくらいながらも、意地で3カウントは許さない。意識がもうろうとする中、ジャイアントキリング(ニーリフト)3連発を発射。最後はFBS(串刺しフロントハイキック)で30分28秒の激闘を制した。

 試合後は先にリングを後にした杉浦に「あんたみたいな人とこうやってやれて、俺は幸せだ。俺はこの試合前、戦っているのは選手なんだと言った。自分を助けるのは自分だけだと思っていた。けどな、あんたと試合したら伝わってくるんだ。いろいろな人の思いが、そして覚悟だ。心底あなたとやって気づけてよかった。ありがとうございました」と感謝の言葉を贈った。

 さらに「気になるのは次だろ?」と切り出すや「この名古屋の地で宣言してやる。N―1 VICTORY(8月6日、横浜で開幕のシングルリーグ戦)、このベルトを持ったまま全勝優勝してやるよ。そうしたらもう、誰も文句ねえよな。なぜ俺がそんなたいそれたことを言えるのか。それはだな、俺が今、かじを取っているからだ」と豪語。

 3月に清宮海斗からベルトを奪取し、これで中嶋勝彦、丸藤正道、そして杉浦を撃破したジェイクが、いよいよ方舟マット完全制圧を成し遂げる。