日米球界で大きな波紋を呼び起こしそうだ。DeNAのトレバー・バウアー投手(32)にまた新たな性的暴行疑惑が表面化したと米全国紙「USA TODAY」が13日(日本時間14日)に報じ、衝撃が広がっている。
同紙(電子版)が報じたところによれば、米アリゾナ州スコッツデールの女性がバウアーを提訴しているという。その原告側の女性は2020年12月14日(現地時間)にバウアーから女性自身の三つ編みをロープ代わりにして失神させられた後にレイプされ、妊娠させられたとする詳細な内容をあらためて書き加えた民事訴状を裁判所へ提出済み。2日前にはバウアーとの夕食後にUFCをテレビ観戦し、ギザギザのステーキナイフを突然喉元に突きつけられ「傷をつけられた」とも女性は書類上で供述している。
バウアーが性的暴行疑惑で女性から告発されたケースは今回で4例目。ドジャース在籍時代の21年シーズン途中にはMLBのDV規定違反に抵触したとされ、324試合の出場停止処分(その後194試合に処分減刑)を受けた。ただ、過去3例ではいずれも起訴には至らず警察も刑事訴訟を見送ったことから法的には〝無罪〟となっている。だがMLB全体に与えた衝撃度はやはり大きく、ドジャースからは今年1月に契約を解除された。
今回提訴に踏み切っているアリゾナ州の女性は訴訟で弁護士を通じ、バウアーに対して〝被告が同意に反して性的屈辱を与え、虐待した女性への謝罪〟とともに370万ドル(約5億1758万円)を要求していると「USA TODAY」は伝えている。
ただ、バウアーの弁護団はこの訴訟について「バウアー氏への嫌がらせと恐喝のための別の試みである」と猛反論し、この4例目の性的暴行疑惑も強く否定。訴えを起こしたアリゾナ州の女性を「詐欺」「恐喝」「妊娠の捏造」に当たるとして逆提訴している。同弁護団の説明によると、バウアーは20年12月にアリゾナ州の女性と一度だけ合意の上で関係を持ち、その際に避妊具が壊れたと主張しており、女性の妊娠は認めたものの相手から要求された160万ドル(約2億2000万円)の中絶などの費用は断って「子供を産むかどうかは彼女自身の判断」とし、8781ドル(約122万円)のみ支払ったという。
バウアーの弁護団は「(女性の)要求状と、妊娠またはその終了を証明する医療記録の提出がないことからバウアー氏は現在(女性が)金銭を脅し取ろうと妊娠を捏造したと考えている」と反訴。その一方、アリゾナ州の女性は、妊娠を終了させないことにしたものの21年4月に流産してしまったと裁判訴状の中で説明しているという。
果たして成り行きはどうなるのか。












