全日本プロレスの3冠ヘビー級選手権(29日、後楽園ホール)は、王座を保持する新日本プロレスのミスターこと永田裕志(55)が、GLEATのG―REX王者・T―Hawk(33)を退け、2度目の防衛に成功した。

 当初「チャンピオン・カーニバル(CC)」覇者・芦野祥太郎の挑戦を受ける予定だったが、芦野が左尺骨骨折で欠場に。18日の新木場大会で本田竜輝との次期挑戦者決定戦を制したCC準優勝者・T―Hawkを迎え撃った。

 序盤からエルボー合戦で一進一退の攻防を展開。ナガタロックⅠからナガタロックⅢにつなげ、徹底的に絞り上げた。だが、中盤に挑戦者の素早い攻撃に翻弄され、連続で強烈な逆水平チョップを浴びるとピンチを迎えた。

 それでも王者は意地を見せバックドロップを発射。これで反撃に成功するや、エクスプロイダーからの岩石落としで一気に流れを引き寄せた。さらに側頭部にハイキックをズバリと決め、最後は岩石落とし固めで3カウントを奪った。

TーHawkを岩石落としで沈めた永田裕志
TーHawkを岩石落としで沈めた永田裕志

 試合後マイクを持った永田は「言葉が出てこねえ…。T―Hawkの逆水平、強烈だったよ。まあ、それはさておき、3冠ベルトV2成功」と笑顔を見せた。

 するとリングサイドにいた安齊勇馬が「次の挑戦者、俺じゃダメですか? 全日本のシンボルである3冠ヘビー、俺が取り返して時代を変えます。永田さん、俺の挑戦受けてください」と表明した。

 昨年9月に安齊のデビュー戦の相手を務めた永田は「お前の挑戦受けてやるよ。ただし、しっかり覚悟して来ないとやられちゃうぞ。かかってこい!」と承諾し、にらみつけた。

 最後に王者は「まだまだこのベルト防衛していきたいと思います。お客さん、また来てね! 1、2、3、ゼア!」と叫び大会を締めくくった。