巨人・阿波野秀幸投手チーフコーチ(58)が21日の中日戦(東京ドーム)後、2戦連続で奏功した終盤の継投策について語った。

 新人右腕の力投に救援陣が応えた。この日初登板初先発となった育成1位ルーキー・松井が5回無失点と好投。1点リードの7回から逃げ切りを図るべく、まずは中川が7回のマウンドへ上がった。先頭の代打・鵜飼にこそ四球を与えたものの、岡林の打席で空振り三振→盗塁失敗で併殺、続く大島を中飛に打ち取って無失点とした。

〝魔の8回〟にはオリックスからの新戦力・鈴木康平投手(29)が連投で登板。ここも先頭の細川に安打を許したが、後続をピシャリと打ち取る好救援。最後は9回を守護神・大勢が抑え、無失点リレーでリードを守り切った。

 これには原監督も「1人1人がしっかりと自信をもってマウンドに行ってくれるという選手をつくるということが大事だと思いますし、そういう意味では、彼らはそういう場所で戦ってくれるんではないかという大きな期待を寄せております」と称賛。阿波野コーチも「(鈴木康は)球団も大きな決断でトレードを敢行してくれた。欲しい投手が取れた訳ですから、どんどん使っていきたいという気持ちもあるんで、それに鈴木が応えてくれた」と感謝した。

 では、これで勝利の方程式は確定となるのか。阿波野コーチは「(鈴木は)8回というより、終盤っていう捉え方をしてもらいたいなとは思います。1番最後を締めくくる投手は固定できても、やっぱり相手打線とか、終盤の投入タイミングっていうのは、まだきっちり決まっているというところまではいかない。鈴木とか中川らに加えて、大江とか三上とかもそうですし、あとは二軍でもね。田中豊も今日はチームの事情の中での編成替えなので、みんなの力を結集してブルペンを作っていかなきゃいけない」と、まだまだ模索段階であることを強調した。

 それでも、終盤を投げるメンバーの顔触れがそろい始めたのは何よりの好材料。日々進化を遂げながら、盤石化を図っていく。