巨人が21日の中日戦(東京ドーム)を5―2で振り切り、今季初の5連勝でリーグ3位に浮上した。

 長かった借金生活を抜け出し、4月5日以来となる貯金生活だ。投打もかみ合ったが、この日は随所で好守が光った。まずは4回一死一塁で、遊撃手の坂本が三遊間へのゴロを逆シングルでさばき、二塁に送球してアウトに。続く5回は、坂本と二遊間コンビを組んだ二塁手の中山だ。無死一塁で左前へ抜けそうな打球に食らいつき、ジャンピングスローで二塁をアウトにした。

 そして1点差に追い上げられた6回は再び坂本だった。二死一、二塁で三遊間へのゴロをどうにかグラブに収めて捕球。左翼手が送球に課題を抱えるウォーカーだっただけに、外野に抜けていれば同点に追いつかれていた可能性もあった。

 さらに、1点リードのまま迎えた7回は4番手・中川が先頭打者にいきなり四球。嫌な流れを断ち切ったのは捕手の大城卓だ。次打者・岡林を空振り三振に仕留めたのと同時にピッチアウトしており、一走の鵜飼の二盗も阻止して一気に二死走者なしの場面に持ち込んだ。8回にも一塁手の岡本和が横っ飛びで捕球して攻守交代。ことごとく中日打線の反撃の芽をつまんだ。

 試合後、原辰徳監督(64)も「川相コーチが喜ぶでしょう」と笑顔。試合前に地道な捕球練習に取り組ませている川相総合コーチの努力のたまものとした。チームのさらなる浮上へ、堅守は武器の一つとなりそうだ。