中日は14日のヤクルト戦(神宮)に5―8で敗れ、借金は今季最多の9となった。1試合4失策と守備面での課題も露呈。なかなか浮上のきっかけがつかめないが、中日OBで元バッテリーコーチの金山仙吉氏(71)は「思い切って新しい力を育てようとしている立浪監督の方針は間違っていない。目先の勝敗にこだわらずこのまま改革を進めてほしい」と若手中心の起用法を全面的に支持している。

 この日のスタメンは24歳以下が5人。26歳ルーキーの福永を含めれば3分の2が若手という布陣だった。立浪監督はビシエドを二軍に落とし、細川を一塁で起用しているが「今のビシエドは速い球が打てなくなっている。将来を見据えて若い選手を起用した方がいい」と金山氏は一塁・細川に大賛成。この日はアルモンテが5番・左翼で先発出場したが「将来的なことを考えればアルモンテも先発から外して鵜飼ら若手を起用した方がいい」と純国産打線を期待している。

 金山氏は現役時代、星野監督とバッテリーを組み、監督時代も側近として補佐してきた。大胆な血の入れ替えを実行した〝星野流改革〟を間近で見てきて誰よりも知っている人物だけに「立浪監督は阿部や京田を放出してまでチームを変えようとしている。実際に細川や福永ら若手選手はよくやっている。このままぶれずに続けてほしい」とエールを送る。

 チームは借金2桁が目前となっているが「若い選手が力を発揮するようになればチームも乗ってくる。毎月借金を2つずつ返していけばクライマックスシリーズも十分行けるでしょう。今が切り替えるチャンス。やるなら徹底してやってほしい」と立浪流改革の断行を期待している。