阪神は13日の首位DeNA戦(甲子園)に7―2で快勝した。ゲーム差1を縮めてセ・リーグ同率首位に並んだ、貯金は今季最多の「6」とした。
登板前まで今季4戦4勝、昨年の現役ドラフトでソフトバンクから獲得した左腕・大竹耕太郎(28)の進撃が止まらない。今季初対戦のDeNAを相手に、初回から持ち前の制球力とチェンジアップが冴えわたった。
3回二死二塁からソトに不運な当たりの右前打で先制点こそ許したが、直後の3回裏に打線が4点を奪った後は、走者を出しても慌てずに対処。4回無死一死から大和をツーシーム、6回一死では敵の4番・牧をチェンジアップで注文通りの併殺に打ち取り「低めに集めることで、ゲッツーを取ることもできた」と流れを渡さなかった。
この日は試合前から雨模様の悪コンディション。相手先発ガゼルマンがしきりにぬかるむ足元を気にしていたが、大竹は「マウンドが結構、難しかった」と認めながらも「この雨なのに帰らずに見てくれているファンがいるのに、雨でどーだこーだ言うのは違う」とキッパリ。4万2530人の観衆が泣いて喜ぶコメントを披露した。
さらに悪天候については「砂漠の中で生えてる草みたいなイメージ。『水欲してた!』みたいなマインドで行った」と珍回答。マウンドでの自らを砂漠の雑草に例え〝雨に恵まれた〟と思い込んで腕を振ったという。「植物になりきれた」おかげで、6回96球4安打1失点の快投。単独ハーラートップの5勝目を手に入れた。
この日の勝利で岡田彰布監督(65)は、監督と通算600勝に到達。母校・早大の大先輩でもある指揮官の節目の一戦に、勝利投手として自らの名前を刻む形にもなり「(監督は)記憶もいいですし(この先)印象に(自分が)残っていたらうれしい」と頬を緩ませた。












