次なるステージが幕開けだ。フィギュアスケート・アイスダンスの村元哉中(30)、高橋大輔(37=ともに関大KFSC)組が2日、都内で引退会見を実施。高橋は「十分やり切った。自分の中でスッキリして、やり切れたと思っている」と笑顔を見せた。
2人の表情は晴れやかだった。高橋は2014年一度は現役を退くも、18年に復帰。当時は「スケートが嫌になるような気持ちの中での引退だった」と心のしこりが残った状態だった。再びスケートと向き合うことを決断すると、20年には村元の猛アプローチを受けてアイスダンスに転向。今季は昨年12月の全日本選手権で初Vを果たすと、今年3月の世界選手権では日本勢最高タイの11位に入った。高橋は「アイスダンスをやっていなかったら、こんなにスッキリした気持ちで引退できなかった。(村元が)誘ってくれたからこそこんな気持ちになれた。感謝しています」と振り返った。
高橋は村元に対し、2月の四大陸選手権時に引退の意向を伝えた。「パフォーマンスをする上では全然限界を感じていない」というが、古傷の右ヒザが限界を迎えてしまった。間近で接してきたからこそ、村元は「実際にお話を聞いたときは全くびっくりしなかった」。3季にわたって時間を過ごす中で「大ちゃん以上に最高のパートナーはいない」と実感。今後も「まだまだ大ちゃんといろいろな作品をつくりたいと思えたので、新しいパートナーを探す選択肢は全く出てこなかった」と第一線を退くことを決めた。
舞台は変わっても、引き続き〝かなだい〟として活動を続いていく方針だ。高橋は「〝かなだい〟としてまだまだ(アイスショー等で)パフォーマンスをやっていきたい」と決意を述べ、村元も「私にもその思いがあった。村元哉中として、表現者としてパフォーマンスしていけたらいいと思う」ときっぱり。最高のカップルが描く物語は、第2章に突入した。












