フィギュアスケートのアイスダンスで活躍する〝かなだい〟こと村元哉中(30)、高橋大輔(37=ともに関大KFSC)組の〝特殊能力〟が改めて注目を集めている。

 アイスショーのプリンスアイスワールド横浜公演2日目(4月30日、神奈川・KOSE新横浜スケートセンター)では、今季のエキシビションナンバー「Love Goes」を熱演。今回の公演はミュージカルの要素を取り入れていることから、高橋は「勉強になった。自分だったらどうしたいかなとか、やりたいことも出てきた。いい経験になっている」と刺激を受けた様子だった。

 高橋はシングル時代から音楽と調和した演技で観衆を魅了してきた一方で、村元のセンスもピカイチだ。ある振付師は「村元選手は動きが美しい。一つひとつの動作で音楽を表現できている。体の中でしっかりと音楽が流れているからこそ、動きと音楽が合っている。音楽を聴いているというよりも、音楽を見ているような動きができる選手」と高く評価する。

 音楽的な感性が高いからこそ、高橋との相性は抜群だ。同振付師は「激しいリズムのある動きでも、それがしっかりと体の中で表現できている。ポップな音楽やクラシックな音楽を使っても、踊り分けることができるのは、ちゃんと体の中でリズムがあるから。しっかりと違いを把握できているので、その点がやっぱり村元選手のすばらしいところ」と絶賛した。

 今季は全日本選手権で初優勝を果たし、3月の世界選手権では日本勢最高に並ぶ11位に入った。演技力はもちろんだが、音楽をとらえる感受性も〝かなだい〟の強みと言えそうだ。