規格外の特大のムーンショットに全米驚がく――。エンゼルスの大谷翔平投手(28)は30日(日本時間1日)に敵地ミルウォーキーでのブルワーズ戦に「3番・DH」で先発出場し、3回に4試合ぶりの一発となる7号を放ち、3打数1安打1打点だった。最高到達点162フィート(約49・3メートル)、滞空時間6・98秒のムーンショットに敵地ファンも米メディアも大興奮。今季最長の17連戦を全試合スタメンで完走し、豪快な一発で飾った。チームは8勝9敗と負け越したものの、15勝14敗で4月を終えた。5月も背番号17から目が離せない。
敵地の観客席から大歓声とともに驚きの声が上がったのは3回だった。1点リードで二死無走者。相手先発は右腕レイだ。2021、22年にソフトバンクでプレーし、通算8勝7敗、防御率3・41だった。初球、内角の85・9マイル(約138・2キロ)のカットボールをバットを立ててフルスイング。角度39度、打球速度114・3マイル(約183・9キロ)で中堅へ高々と打ち上げた打球はゆっくり中堅フェンスを越えた。飛距離413フィート(約126メートル)の特大弾だ。
大谷にしては珍しい滞空時間の長い一発は6・98秒で今季メジャー最長。米投球データ分析サービスのコーディファイは公式ツイッターで「(滞空時間約)7秒でした。絶対に驚くべきことに聞こえるなら、それはそうだからです」と速報。最高到達点は162フィートで、FOXスポーツのアナリストで、大谷の熱狂的ファンとして知られるベン・バーランダー氏は自身のツイッターで「角度39度の大ショウヘイ・オオタニのホームランはスタットキャストの歴史の中で最も高く打ち上げた」と大興奮した。
エンゼルス戦を中継するバリー・スポーツ・ウエストでリポーターを務めるエリカ・ウェストン氏は自身のツイッターに「ほとんど天井に当たりそうだった」と驚きを投稿。FOXスポーツは公式ツイッターでユニコーンの絵文字とともに「ショウヘイ・オオタニは月へ飛ばした」とつづった。
MLB公式サイトのサラ・ラングス氏のツイッターによると、19年以降、大谷の打球速度114マイル超の本塁打は14本目。ヤンキースのスタントンの20本、ブルージェイズのゲレロ、ヤンキースのジャッジの15本に続き4位だ。
大谷の4月の月間本塁打は46本塁打放った21年の8本が最多。それに続くペースでアーチ量産に期待がかかる。
初回一死一塁はカウント1―2からの6球目、外角低めのスプリットに空振り三振。ヘルメットが飛ぶほどの強振だった。2番手の右腕カズンズと対戦した6回一死無走者は四球だった。5番手の右腕ミラーと対戦した8回一死無走者は二ゴロだった。
初戦は111・8マイル(約179・9キロ)の弾丸安打、2戦目は3安打に2盗塁、そして最後は滞空時間の長い特大弾と初登場のミルウォーキーでも鮮烈な印象を残した。ブルワーズ戦では初アーチで、通算20球団目だ。
今季最長の17連戦のラストゲーム。チームでただ一人全試合スタメン出場する鉄人ぶりを発揮した。打者では69打数20安打、打率2割9分、4本塁打、10打点、5盗塁。投手では3試合で2勝無敗、防御率3・60。
規格外の一発で締めた4月。5月の激闘は2日(同3日)の敵地セントルイスでのカージナルス戦でスタートする。2戦目の3日(同4日)に先発予定で、侍ジャパンのチームメート、ラーズ・ヌートバー外野手(25)との初対決は米国でも大注目されている。楽しみしかない。












