阪神・近本光司外野手が27日の巨人戦(甲子園)に「1番・中堅」として先発出場し、一ゴロ、右本塁打、適時一塁内野安打、二ゴロ、四球、四球の4打数2安打2打点2得点2四球。切り込み隊長としてG投手陣をズタズタに切り裂き、15―0の完勝劇に大きく貢献した。
人呼んで虎の安打製造機。求道者然とした佇まいは日に日に凄みを増している。先頭打者として打席に入った3回第2打席での2号ソロについて問われると「イメージ通りというわけではないです。巨人戦でホームランを打った喜びは? それは周りの方があるんじゃないですか。本人はそんなに感じていないです。フルカウントまで粘れたこと? それは別にそんなに気にしていないです」と素っ気ない。
その一方で、7、8回の第5、第6打席で選んだ2つの四球について問われると「いやー、あれは良かったです」とほんの少しだけ声のトーンを上げ「(大差リードで)打席が多く回ってくる中、集中力を保てるかというと難しいと思うので。5打席、6打席目で四球をとれたのは良かったです。別にチーム的には重要ではなかったと思うのですが」と手応えをにじませる。
14得点はセ・1位。12打点は同2位。「それは気にしていないです」。先頭打者として機能していますよね。「それも全然気にしていないです」。じゃあ逆に聞きますが、気にしていることは何なんですか? 「ボール球を振らないこと。イメージ通りにスイングできているか。打球がどう飛んでいくか。そんな感じです」。禅問答のような試合後バックヤードのやりとりから、背番号5の打撃への哲学がにじみ出る。
打率3割5分1厘(セ・4位)。出塁率4割6分4厘(同2位)。得点圏打率5割3分8厘(同2位)OPS1・074(同2位)。春を苦手としていたスロースターターの異名は過去の話だ。「スーパー光司くん状態」はいつまで続くのか――。












