頼もしい存在が帰ってきた。阪神は27日の巨人戦(甲子園)を15―0で大勝。今季初先発の伊藤将司投手(26)が9回2安打、106球の無四球完封勝利と気を吐いた。
新人イヤーの2021年から2年連続で虎の先発ローテーションで不動の存在だった男だったが、今季は開幕月の3月に左肩に違和感を発症させ、公式戦開幕に間にあわず。約1か月遅れのこの日、ようやく今季初の一軍マウンドとなった。
「しっかりバッターと勝負できていた」と右打者6人を並べたG打線の懐に140キロ中盤の直球を臆せず投げ込み、110キロ台後半のカーブで緩急をつけ、チェンジアップ、カットボール、ツーシームで完全に手玉に取った。
大量援護をバックに早打ちの敵打線をテンポ良く料理し、5回一死まで完全投球。12日の巨人戦で先発した村上が7回完全投球していたこともあり、一時は〝今度こそ〟の雰囲気も漂ったが、当の本人は「(意識は)してないです(笑い)。どっかでヒットあるやろ…って思っていた」とケロリ。
岡田監督も「6回で100球いけば代えるつもりだったけど…これは完封だな」と、最後まで託すほどの危なげない投球だった。
昨年の7月14日以来となるシャットアウトに左腕も「野手が点をとってくれたので、すごく投げやすかった。こうやって一軍でまた登板できて勝てたのは良かった」とニンマリ。遅ればせながら自身の3年目シーズンを最高の形でスタートさせた。












