ウォード、トラウト、大谷の3者連続弾にエンゼル・スタジアムは大興奮だ。エンゼルスの大谷翔平投手(28)は23日(日本時間24日)に本拠地アナハイムでのロイヤルズ戦に「3番・DH」で先発出場し、6回に5試合ぶりの一発となる5号を放ち、3打数2安打2打点だった。同点犠飛に勝利を決定付ける一発と打者としてのすごみを見せつけた。
2者連続弾のどよめきが残る中、大谷のバットが快音を発した。3―2の6回無死無走者。カウント2―2から相手先発の右腕ライルズが投じた外角低めの79・8マイル(約128キロ)のカーブを豪快にすくい上げた。角度25度、打球速度107・3マイル(約172・6キロ)の弾丸ライナーは中堅右へ飛び込んだ。打球飛距離415フィート(約126・4メートル)の文句なしの一発だ。
ベンチに戻った大谷に兜をかぶらせたのはいつものフィリップスではなく、トラウト。3者連続弾にベンチ全体が高揚感に包まれたということだ。
エンゼルスのアーチショーの先陣を切ったのは1番ウォードだった。1点を追う6回先頭。初球の内角スイーパーを腕をたたんでフルスイング。102・6マイル(約165・1キロ)のライナーは左翼席に飛び込んだ。同点の3号ソロは飛距離376フィート(約114・6メートル)だった。
さらにトラウトのバットが快音を発した。2ストライクからの3球目、外角低め、見逃せばボールのカットボールを強打。100・6マイル(約161・9キロ)の低弾道の打球は中堅右のフェンスの黄色本塁打ラインを越えた。飛距離389フィート(約118・5メートル)の勝ち越しの一発に観客は大興奮だ。
そして大谷の特大弾。トラウトと大谷の連発は4月2日(同3日)の敵地アスレチックス戦以来7度目、アベック弾は24度目だ。さらにエンゼルスの3者連続弾は2019年6月8日の本拠地マリナーズ戦の4回に菊池からラステラ―トラウト―大谷が放って以来、4年ぶりだ。
0―1の初回無死二、三塁は初球、外角高めの77・6マイル(約124・8キロ)のカーブを逆方向へ強打。左翼へ高々と打球が上がった瞬間、球場は大歓声に包まれたが伸びはなく左翼手が捕球し、同点の左犠飛となった。3回二死一塁は80・5マイル(約129・5キロ)の内角低めのカーブに空振り三振。8回無死二塁は3番手の左腕テーラーの外角低めのスライダーを引っ掛けて一塁へのゴロとなったが快足を飛ばして内野安打。17日(同18日)の敵地レッドソックス戦以来、今季6度目のマルチ安打となった。前日は2点リードの9回に逆転されて手痛い敗戦で借金生活に転落。この日の試合前にはネビン監督が会見で開幕から大谷とバッテリーを組み、打撃でも4本塁打、13打点と勝負強さを発揮していたローガン・オハピー捕手(23)が左肩関節唇損傷と診断され、近日中に手術を受けると発表。全治4~6か月と見られ、今季中の復帰は厳しい状況だ。その暗いニュースを豪快な3者連続弾で吹き飛ばした。











