【米ニューヨーク19日(日本時間20日】発】見事にやり返された――。エンゼルスの大谷翔平投手(28)は敵地ヤンキース戦に「2番・DH」で出場し、4打数無安打、1四球だった。初回に本塁打性の打球を好捕され、2試合連続弾とはならなかった。チームは延長10回の熱戦の末、2―3でサヨナラ負け。連勝は2で止まり、勝率5割となった。

ノーヒットに終わった大谷翔平
ノーヒットに終わった大谷翔平

 ホームランキャッチを許したのは昨季MVPを争ったアーロン・ジャッジ外野手(30)。打球角度33度で舞い上がった中堅への飛距離411フィート(約125・3メートル)の大飛球をフェンス際、ジャンプ一番でかき出された。ニューヨークの顔が連夜の主役を許してくれなかった。

 この3連戦はMLB公式サイトを筆頭にほとんどの米メディアが「大谷対ジャッジ」の構図を演出。グラウンド外ではヤンキースの肝いりでコラボTシャツが昨年に続き売り出されている。まさに注目のライバル対決。前夜は大谷が弾丸ライナーでジャッジの頭上を越える4号2ランを放ち先制、今季初盗塁から追加点を奪うなど「SHO―TIME」で完全に主役の座を奪った。

 一転、2戦目は「ジャッジ劇場」だ。華麗な守備の余韻が残る中、昨季62発を放った本塁打キングは直後の第1打席で本領を発揮する。無死一塁から左翼席中段へ完璧な6号2ラン。前夜の大谷に負けじと、見事なアーチでやり返した。飛距離412フィート(約125・6メートル)で、大谷の幻弾との差は1フィート(約30・4センチ)だった。

ジャッジは本塁打
ジャッジは本塁打

 さらにジャッジは2―2に追いつかれた直後の8回二死一塁でも、右中間を襲ったライナー性の難しい打球に追いつき横っ飛びして好捕。抜けていれば勝ち越し打となる窮地を救い、本拠地ファンから大喝采を浴びた。

 一方の大谷は2打席目以降いずれも得点圏で二ゴロ、空振り三振、空振り三振に倒れ、9回二死一塁で四球を選んで出塁するも快音は響かなった。試合は延長10回一死満塁でサヨナラ犠飛を許して敗戦。3連勝とはならなかった。

 大谷は昨年5月31日の試合でも、ジャッジに中堅への本塁打性の当たりを好捕されており、2年連続でライバルの高い壁に阻まれた形。昨年も本塁打競演で盛り上がったメジャー屈指のライバル対決は、今年も初戦の主役が大谷、2戦目がジャッジととにかく熱い。ヤンキー・スタジアムでの決着戦となる第3戦もこの2人から目が離せない。