【米ニューヨーク19日(日本時間20日)発】ヤンキースOBで今季から広島の球団アドバイザーに就任した黒田博樹氏(48)がヤンキー・スタジアムでのヤンキース―エンゼルス戦の始球式を務めた。慣れ親しんだ背番号「18」のユニホームを身にまとい、大役を終えると大歓声を浴びた。今回はフロント業務の一環で古巣を訪問。ヤンキース側がこころよく迎え入れてくれ、球団施設をくまなく視察した。
2012年から3シーズン所属した名門球団で3年連続30試合以上登板、2桁勝利をマークしたレジェンド。契約終了後にヤンキースが再契約を提示した日本選手は黒田氏だけだ。それだけに始球式後は地元メディアに当然のように囲まれた。最初の質問こそ、9年ぶり〝登板〟の感想を求められたが、以降は、やはりというか当然というか、エンゼルスの大谷翔平投手(28)関連の質問が集中。今季終了後にFAとなるだけに、ニューヨークメディアは前のめりだった。
これまで黒田氏を含め松井秀喜氏(03~09年)、イチロー氏(12~14年)と日本人レジェンドが在籍してきたヤンキースだけに、大谷受け入れの土壌があると地元は自負している。ゆえにOBである黒田氏にピンストライプのユニホームに袖を通すメリットを求める質問が相次いだ。
質問の意図を理解し、黒田氏は「(仮に大谷の移籍先となれば)ニューヨークはすごく盛り上がると思う。やってる時は大変だったが、終わってみて、このニューヨークでプレーしたことは僕にとっていい思い出。選手として大きくしてもらった」と、プレーヤー目線で推薦。自身の経験談として、食事面などライフスタイルの快適性も他の都市よりも充実していると回想した。
黒田氏が米メディアから受けた質問は全部で10問。うち6問が大谷に関する質問で、あらためて注目度の高さをうかがわせた。












