逆転のカープが復活だ。広島が16日のヤクルト戦(マツダ)に7―5で逆転勝ち。先発・玉村が初回に5失点も、6回に田中広輔内野手(33)が2号満塁弾を放って試合を振り出しに戻すなどして、チームは3連勝で首位に浮上した。
1―5の6回二死満塁だ。田中は代わったばかりのヤクルト2番手・星の2球目、149キロ直球を完璧にとらえて右翼ポール際へと叩き込んだ。打球が右翼席に着弾すると、スタンドからは割れんばかりの大歓声が起こった。
「前の打者が何とかつないでくれた。ここで打たなきゃ男じゃないなと思って、思い切っていった」と田中。ベンチで誰よりも高く右手でガッツポーズした新井監督も「血が沸騰するような、そんな本塁打でしたね」と顔を真っ赤にして語った。
2016~18年のリーグ3連覇を支えた田中だが、打撃不振に苦しみここ2年の打率は2割がやっと。遊撃の定位置は小園海斗内野手(22)に奪われていた。その小園が今年は開幕から無安打が続いたことでスタメン落ち。開幕してから5試合目に田中が遊撃で先発出場すると、どんどん出場機会を増やしていった。
ただ、小園も負けていない。この日の7回一死に代打で出場すると今季初安打となる右中間三塁打。これが勝ち越し点につながった。
新井監督は「自分はいつも競争と言っているので、いい選手を使ってあげたいというのがある。それが今日の結果につながったのかな。またそれで小園も『よしやるぞ』と思ってくれれば、チーム内のいい競争になると思う」と2人の〝相乗効果〟に期待を寄せた。












