逆転のカープが復活だ。広島は16日のヤクルト戦(マツダ)に7―5で逆転勝ち。先発・玉村が初回に5失点する苦しいスタートだったが、6回の田中広輔内野手(33)の2号満塁弾で同点に追いつくと、7回に勝ち越し、8回にも追加点を加え勝ち切った。チームは3連勝で首位に浮上した。

 1―5の6回二死満塁の場面だ。ヤクルトは先発・吉村から2番手・星にスイッチしたばかり。その星の2球目、149キロ直球を田中は完璧にとらえて右翼ポール際へと運んだ。これが同点に追いつく満塁弾で試合を振り出しに戻した。

 秋山、マクブルームと一緒にお立ち台に立った田中は「前の打者が何とかつないでくれた。ここで打たなきゃ男じゃないなと思って、思い切っていった」と笑顔を見せた。そしてファンからの大声援には「何度聞いてもうれしい」と話した。

 打球が右翼スタンドへと飛び込むと周囲の誰よりも高く右手を挙げてガッツポーズした新井監督は「血が沸騰するような、そんな本塁打でしたね。彼(田中)が今年に掛ける気持ちは私が一番よくわかっているので、本当にうれしかった」と顔を真っ赤にして語った。