最後の最後に劇的な展開が待っていた。広島は15日のヤクルト戦(マツダ)で9回に5―4で逆転サヨナラ勝ち。3―4の9回二死一塁で秋山翔吾外野手(34)が今季1号のサヨナラ2ランを放ち、試合をひっくり返した。

 秋山が笑顔でダイヤモンドを一周すると、待ち構えていたナインと新井監督にもみくちゃにされた。さらに9回を投げた戸根から体を持ち上げられ、チームメートからひとしきり祝福された後に、今度は指揮官とハグを交わした。

 選手以上に喜びを爆発させていた新井監督は「興奮したね。ちょっと覚えてないんだけど。打った瞬間『行け! 行け!』って思っていた」と語り「(秋山に)ナイスバッティングって言ったんかな? 興奮して覚えてないですね」と続けた。

 今年初めてお立ち台に上がった秋山は、西川、坂倉の2人の後輩からインタビューの途中でバケツの水を掛けられる〝洗礼〟も受けた。それでも秋山は「ちょっと喜び過ぎてしまいました。それぐらいうれしい1本だったと思います」とほほ笑んだ。