東京女子プロレスの角田奈穂がキャリア初のベルト取りに燃えている。15日の東京・後楽園ホール大会での王者・瑞希のプリンセス・オブ・プリンセス王座挑戦に向け、熱い思いを語った。

 ――王座挑戦を控え、3月31日(日本時間1日)には団体初の米国大会(カリフォルニア州ロサンゼルス)に出場した

 角田 会場は東京女子を好きな人が集まってくれた、東京女子仕様のアメリカンスタイルみたいな感じだった。日本の風習に合わせて紙テープも投げてくれて。あの刺激が忘れられないという感じですね。

 ――収穫は

 角田 チケットが完売して、会場がパンパンだったんですよ。日本の団体がアメリカに行ってこんなに埋まるんだ、すごいなって実感しましたね。アメリカだけでも広いから、6時間かけて来てくれたお客さんもいた。海外に向けてもっともっと発信していこうという気持ちになりました。

 ――王者・瑞希の印象は

 角田 お客さんの目に触れるところだと、言い合いとか口ゲンカになる。東京女子ではあまり見ない昔の女子の試合の印象というのを(ファンの)感想で見ることが多い。前の団体(アクトレスガールズ)にいた時、瑞希さんがゲスト参戦してくれたことがあった。あの時にすごい人が来たと思っていた人と今、一緒にやっているんだなって。ふとした瞬間にプロレスの話とか相談をすることがあるんですけど、もともと自分がいた環境をわかっている方なので、自分がすごい飲み込める意見やアドバイスをくれる人ですね。

大一番を控える角田奈穂
大一番を控える角田奈穂

 ――前哨戦での手応えは

 角田 何をやっていても「手応えはつかみました」というタイプではない。ただ、試合をするたびに瑞希さんの新しい引き出しを見ることができたと感じているし、自分もタイトル戦に向けての流れに乗れているなという実感はあります。

 ――勝敗のカギは

 角田 技術とか経験値でいえば比べものにならないくらい瑞希さんの方が上。自分が勝れるものがあるとか言われれば、断言できるものがない。正直、意地と根性。8年のキャリアがあって無冠の人っていないんですよ。この取れなくてもあきらめずに続けてきた気持ちは、8年やり続けてきた私にしかわからない。ドロドロでグチャグチャになっても絶対にベルト姿を見せる、もうその気持ちだけです。

 ――アクトレスガールズ時代の元同僚たちが各方面で活躍している

 角田 それも言われ過ぎちゃった…。「同期の誰かがベルトを取ったから、どうですか?」とか。ひめかが引退を決め、アクトレスガールズで一緒にやっていた人がスターダムで試合をすることになった時も、そこにタグ付けして「角田も組んでください」と勝手にお願いしている人もいて…。別に相変わらず仲はいいので、ご飯行ったりするし、連絡も取る。(安納)サオリが(プロレス専門誌の)表紙取った時は「おめでとう」と連絡したし、欠場したら「大丈夫?」って。お互いに違う場所で活躍しているから、ライバルというより、自分の選んだ道で頑張ろうという気持ちが強い。周りの方がそれを気にしすぎです。

 ――19日から舞台「蒼き空には嵐は吹かず」に出演する。王者として舞台に立つ気持ちは

 角田 もちろん、そのつもりです。〝二刀流〟を貫く? 引退する時はどっちも同時に引退と決めているので、どっちかを残すつもりはない。最終稽古日は稽古の合流を遅らせてもらってタイトルマッチをさせてもらうので、その代わりベルトを持って稽古場に行きますと約束しているので。カーテンコールは着物姿なんですけど、チャンピオンベルトを掲げて並ぼうと思います。