競泳男子の東京五輪代表・瀬戸大也(28=CHARIS&Co.)は、目標タイムに届かず悔しさをにじませた。

 日本選手権3日目(6日、東京アクアティクスセンター)、男子200メートル個人メドレー決勝は、1分56秒62をマークして優勝。派遣標準記録(1分57秒94)を突破し、世界選手権(7月、福岡)代表を決めたが「前半がさすがに遅すぎた。泳いでみて後半はそこそこだったが、予選の感じ(1分57秒98)から決勝のこのタイムはがっかり。もう少しタイムを出したかった」と顔をしかめた。

 今大会は約1か月かけて最終調整を敢行。ただ、キレを出す練習は行っていない。瀬戸は「キレが出てきたら前半は抑えても速く、タイムもついてくると思う」と振り返りつつ「このコンディションでも55秒台は出したかった。全体的にちょっとスピードが欠けていると感じた」と課題を口にした。

 今大会は5種目にエントリー。しかし、個人メドレー以外の3種目は決勝までに棄権するという判断を下した。絶対王者として君臨するレオン・マルシャン(20=フランス)と世界選手権で〝本気の勝負〟を挑むべく、他種目で代表を狙う道を捨てたのだ。

 そんな瀬戸は「ようやく結果が出始めているので、この状況でマルシャンと本気で戦ってみて、どれくらいの差があるのかというのを見たいのが一番。しっかりと個人メドレーでマルシャンや海外の選手と本気で戦いたい」ときっぱり。来年のパリ五輪に向けて、まずは世界選手権で現在地を確かめる。