【米フロリダ州ポートセントルーシー24日(日本時間25日)発】開幕へ不安払拭だ。メッツの千賀滉大投手(30)がブルペン入りし、封印してきたフォークを交えて44球を投げた。

 右手人さし指の腱の炎症でストップをかけてきたが、ようやくゴーサインが出た。「制限があるので10球程度ですが、軽く合わせる感じで投げました」。出力を抑えつつの投球だったが、確かなステップを踏んだ。代名詞の「お化けフォーク」はメジャー用に日本時代から大きく改良を進めている。アクシデントは「握りをだいぶ変えた」影響だった。直近のオープン戦2試合でフォークを完全封印したのは大事を取っての措置。MLB開幕が30日に迫る中で、不安材料が解消された。

 メジャー移籍1年目、異文化に接して不慣れなキャンプのはずだが、ストレスを抱えている様子は一切ない。笑顔が絶えない理由についても「だって、楽しいんだもん!」と即答。不安よりも、長く抱き続けてきた夢が実現するワクワク感で今はいっぱいだ。

 この日、メッツの開幕投手が「サイ・ヤング賞」右腕のマックス・シャーザーに決まった。同じマーリンズとの開幕カード(マイアミ)でデビュー戦を迎えることが濃厚な千賀は「感情がどう盛り上がっていくのか想像がつかない。そこはオープニングを見ながら」と大投手の投球を刺激にするつもりだ。

 千賀は27日に行われる紅白戦で最終調整登板に臨む予定。憧れ続けてきたメジャーのマウンドは、すぐそこにある。