第5回WBC決勝戦・日本―米国戦は完全アウェーの雰囲気の中、21日(日本時間22日)米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで始まった。

 日本の先発マウンドには今永昇太投手(29=DeNA)が上がった。初回は1番・ベッツの初球、その脱力したフォームからその力感を上回る力強い151キロストレートをゾーンに投げ込みストライク。続く2球目の148キロでバットを押し込み、右飛で試合をスタートさせた。

 続くトラウトにはカーブを右前に落とされ、迷わず二塁を陥れる好走塁で二塁打を許す。これにスタンドからは割れんばかりの「U・S・Aコール」が沸き起こり、日本にとっては圧倒的なアウェー環境が生まれた。

「アメリカに来てアメリカでやっている選手を倒したいと思ってやってきた」と言い続けてきた栗山監督にとっては、想定してきた通りの完全アウェー感。だが、今永は冷静に後続のゴールドシュミットをフォークで空振り三振、アレナドを一ゴロに打ち取り、わずか9球で無失点スタートを切った。

 しかし2回、ここまで4本塁打をマークしているラッキーボーイ、ターナーに真ん中低めの148キロストレートを左翼席2階デッキへ運ばれてしまう。ターナーの今大会5本目のアーチに、スタンドを埋め尽くした米国ファンは〝沸騰〟となった。