全日本プロレス21日の大田区総合体育館大会で、3冠ヘビー級王者のミスターこと永田裕志(54)が石川修司を下し初防衛に成功した。
立ち上がりから195センチ、130キロを誇る石川の巨体とパワーに苦戦を強いられたミスターだが、ニーリフト狙いのヒザを鋭い蹴りで迎撃しペースを取り戻すことに成功。トーホールドやアンクルロックで痛めつけてからナガタロックで悶絶させるなど攻め込んだ。
その後も脚に狙いを定める永田だが、石川から頭突きやラリアート、さらにエプロンでのファイヤーサンダーで反撃を受ける。だが、とどめを狙いコーナーに上がった石川をエクスプロイダーで投げることに成功し大ダメージを与えた。
その後も石川の猛攻にさらされた永田だが、致命傷は許さない。終盤にはクロスアーム式スプラッシュマウンテンを執念で脱すると一瞬のスキを突き白目式腕固めで捕獲してから腕十字に移行。さらにロープの反動を生かしてその巨体を原爆固めでぶん投げると徐々にペースをつかみ、最後は岩石落としからハイキック、さらに岩石落とし固めとつないで渾身の3カウントを奪った。
試合後、誇らしげに3冠のベルトを腰に巻いたミスターは「まずは石川修司、ありがとう。ありとあらゆる選手とやってきたつもりが、まだまだこんな強い選手がいるとは…。でもその石川に勝って、より自信がついたよ」とギリギリまで自らを追い込んだ挑戦者に感謝の言葉。
さらに春の祭典「チャンピオン・カーニバル2023」(4月8日、東京・後楽園ホールで開幕)については「当初は俺も出る気満々だったんだけど、とりあえず今回やめとくわ」と欠場する意向を明かした。
するとそこに、祭典に出場する各選手が登場。それぞれマイクを手にアピールして激しく火花を散らし合う。そして最後には世界タッグ王者になったばかりの征矢学がリングインしBブロックの「X」に名乗りを上げた。
この様子を見守った永田は「だれでもいい。優勝したヤツ、かかってこい! 1、2、3、ゼア!」と叫んだ。長期政権に向け、その足もとは固まりつつあるのか。












