新日本プロレスの内藤哲也(40)が18日、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)を脱退したSANADA(35)に痛烈なメッセージを送った。

 内藤は17日後楽園大会の「NEW JAPAN CUP」準々決勝でSANADAの変型DDTに沈み敗退。さらに試合後にはSANADAがLIJ脱退を宣言し「Just 5 Guys」に電撃加入した。衝撃的な展開にも、ダメージの深い内藤はノーコメントで会場を後にしていた。

 一夜明けたこの日の浜松大会では、当初はSANADAと8人タッグ戦で共闘が発表されていたがカードが変更に。鷹木信悟、高橋ヒロム、BUSHIと組み石井智宏、矢野通、リオ・ラッシュ、YOH組と対戦した。7年間在籍したメンバー離脱のショックを感じさせないファイトを展開したLIJだったが、最後はBUSHIが石井の垂直落下式ブレーンバスターで敗れ、5人体制の初陣を飾ることはできなかった。

 試合後のバックステージでは内藤がSANADAの脱退に言及。「LIJっていうユニットは、入ることは難しいけど出るのは簡単。俺は出たいという人間を引き留めるということはしないから。別にいいんじゃない? 好きにすればいいよ」と、過去にもあったEVILの脱退例と同じく「去る者は追わず」のスタンスを貫いた。

 だがその一方で「SANADAが言っていた『もう倒したから内藤と一緒にいる意味はない』って言葉にはちょっと疑問かな? だって彼は1回戦で倒したタイチのユニットに参加するんでしょ? 内藤は倒したから一緒に戦わない。タイチは倒したけどこれから一緒に戦う。ちょっと矛盾してない?」と主張。「もしSANADAが、内藤と同じユニットじゃトップに立てないと思ってるんだったら、もうこれからずっと3番手、4番手なんじゃない? だって鷹木信悟って男を見てみろよ。LIJに合流して以降、ずっとタイトル戦線に絡んでるよ? 俺が思うに、輝ける人間というのはどこに行っても輝ける。輝けない人間はどこに行っても輝けない。俺はそう思うぜ。カブロン!」と言い放っていた。