新日本プロレス11日名古屋大会「NEW JAPAN CUP(NJC)」2回戦で、SANADA(35)がSTRONG無差別級王者のKENTA(41)を撃破しベスト8に進出した。

 手段を選ばずダーティ-ファイトを繰り返すKENTAとの一戦は、大荒れの展開となった。テーピングで無理やりパラダイスロックの体勢にさせられるなど、心理的な揺さぶりにも大苦戦。さらにKENTAのあの手この手で幾度となくレフェリーが半失神状態に追い込まれ、無法状態を作り上げられるたびに反則攻撃のエジキとなった。

 急所攻撃を浴びたSANADAは、場外からベルトを持ち込んだKENTAに殴りかかられ絶体絶命の大ピンチ。しかしこれをキックで迎撃すると、蹴り上げられたベルトがKENTAの顔面にヒットし千載一遇のチャンスを得る。そのまま今トーナメントから解禁した新技・変型DDTをさく裂させて乱戦に終止符を打った。

 昨年末からの大スランプ状態から脱出し、復活の兆しを見せているSANADAは、3回戦で内藤哲也とのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン同門対決が決定した。試合後のリング上で「何が何でも勝って、NJC優勝して、王者になってまたここに帰って来たいと思います」とマイクアピール。観客がスマホライトで会場を照らす「ギフト」を敢行すると「ぶっちゃけの話、します。日本で一番ここ、名古屋が〝でら〟好きです」と豪語し大会を締めくくった。

 全日本プロレス時代の2011年3月11日、東日本大震災が起きた。「自分は石巻で試合する予定で東北にいました。いま、こうやって試合できるのは当たり前じゃないということを肝に銘じて、次の内藤戦、勝ちに行きます」。苦悩と葛藤を乗り越えたSANADAが、ユニットリーダーとの大一番へ向かう。