新日本プロレス11日名古屋大会「NEW JAPAN CUP(NJC)」2回戦で、内藤哲也(40)がチェーズ・オーエンズ(33)を下し、準々決勝に進出した。

 1回戦(5日、後楽園)でエル・ファンタズモを下して迎えた2回戦。試合巧者のオーエンズによもやの苦戦を強いられた。高度な読み合いから延髄斬りを決めた内藤は、コリエンド式デスティーノで攻勢に出たが、正調デスティーノは決められない。雪崩式フランケンシュタイナーを防がれると、なんと雪崩式スタイルズクラッシュで形勢逆転を許した。

 パッケージドライバーは逃れたものの、Cトリガー(ニーアタック)を浴びてなおも窮地の内藤は、オーエンズに担ぎ上げられて片翼の天使を狙われる。しかし、これを高角度前方回転エビ固めで切り返し、起死回生の3カウントを奪取。接戦をものにして、底力を見せつけた。

 試合後の内藤はオーエンズの奮闘をたたえる一方で「今年のNJCの組み合わせは、いったいどうやって決めてるんだろうね? 言っておくけど、俺、去年の準優勝者だからね? その俺が1回戦からで、チェーズ・オーエンズが1回戦シード。これってどうなってんのかね? なんか、ひいきを感じるよ。優勝してほしい選手をシードにしてるような、そういう雰囲気を感じるよね」と、なんとも基準が不透明なトーナメントの組み合わせにツッコミ。

「別に俺はシードなんか望んでないけど、全員1回戦からやるようなもっと公平なトーナメントにしようよ。じゃなきゃ、トーナメントの権威も上がらないんじゃないの?」と来年以降の改善を要求した。

 ともあれ、順当に勝ち上がり、3回戦(17日、後楽園)に駒を進めた。「対戦相手はKENTAなのか、SANADAなのか…まあ、俺はSANADAと対戦したいけどね」と言及したが、その希望通り直後のメインイベントでSANADAが勝利を収め、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン同門対決が決定した。