女子プロレス「スターダム」の東京たま未来メッセ大会が11日に行われ、岩手県出身のMIRAI(23)が快勝して被災地の地元・岩手に思いをはせた。
この日は朱里、壮麗亜美とタッグを組み、岩谷麻優、葉月、飯田沙耶組と対戦。試合中盤から躍動したMIRAIは、飯田に串刺しショルダータックルからのラリアートと得意のパワーファイトで攻め込み、キャメルクラッチを決める。その後は飯田から強烈な頭突きを食らい一瞬ふらついたが、ラリアートでねじ伏せて最後はミラマーレ・ショックで3カウントを奪った。
自身も被災した東日本大震災から12年がたったこの日の勝利は、MIRAIにとって特別なものとなった。
震災当時、小学5年生だったMIRAIは地震発生直後の光景が忘れられない。「街がミニチュアみたいで田んぼにトラックが縦に突っ込んでいたり、瓦があちこちに落ちていた」と当時の状況を振り返った。
震災は悲惨な出来事であったが、MIRAIにとってはプロレスとの出会いにもなった。当時復興支援のプロジェクトで新日本プロレスが地元の漁礁市場で行った試合を観戦。プロレスラーを目指すきっかけとなった。特にエース・棚橋弘至に魅了されたMIRAIは「一緒に戦っている気持ちになる姿に、生きる活力をもらった」と語り「自分はまだまだだけど、そういう戦いをしたい」とその姿が現在の目標にもなっている。
地元を元気づけたいと闘志を燃やすMIRAIは、壮麗亜美とともに4月23日の神奈川・横浜アリーナ大会でゴッデス王者の高橋奈七永、優宇組に挑戦する。王座戦に向け「ゴッデスのベルトを取って、プロレスをもっと広めていきたいし、地元が大好きなので岩手を盛り上げたい」と力強くベルト奪取を誓った。












