5月に現役を引退する女子プロレス「スターダム」のひめか(25)が、なつぽい(27)との決着戦でギブアップ負けを喫した。

 ひめかは4月23日の横浜アリーナ大会で引退試合を行い、5月14日の東京・後楽園ホール大会で引退セレモニーを開催する。

 10日の後楽園大会では「ひめか引退ロード」と銘打たれたシングルマッチで、元盟友・なつぽいと対戦した。

 序盤からひめかがなつぽいを場外へ投げ捨て、場外乱闘がぼっ発。リングに戻ってからも強烈なエルボー合戦を繰り広げ、お互いの力を確かめ合った。

 中盤では、ひめかが強烈な張り手をお見舞い。さらにバックドロップからのスライディングラリアートでたたみかけた。その後もラリアートを連発し圧倒。だが、なつぽいからぽい捨てジャーマンを食らい、一気に流れを持っていかれる。残り時間が30秒を切ったところで腕ひしぎ逆十字固めをくらい、ギブアップ負けとなった。

 かつては同じ「ドンナ・デル・モンド(DDM)」に属し、舞華を入れた「舞ひめぽい」のトリオでアーティスト王座を戴冠した経験もある。しかし昨年7月、なつぽいは中野たむ率いる「コズミック・エンジェルズ」に電撃移籍。DDMを離れたなつぽいに対し、ひめかは「私の大切な仲間を裏切ったこと、絶対に許さないから」という言葉を吐き捨て、遺恨が残ったままだった。

 試合を終えた2人はわだかまりが解けたように握手をして笑顔で言葉を交わした。

 マイクを持ったひめかは「なつぽい、一つ言いたいことがある。なつぽい&関口翔対ひめか、高瀬みゆきのカード覚えてる? もう一度、そのカード実現させよう」と、2018年11月に2人の前所属団体であるアクトレスガールズ後楽園大会セミファイナルで行われた対戦カードを提案。なつぽいも「もちろん。ひめかとの試合は何一つ忘れてないよ」とうなずいた。

 当時新人だったひめかが飛躍するきっかけとなった思い入れのあるカード。引退が迫るひめかの望みはかなうのか、関口と高瀬の返答に注目が集まる。