フィギュアスケート男子で五輪2連覇を果たし、プロに転向した羽生結弦(28)が、演技に込めた思いを明かした。
自身が座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata」(宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ)の初日が10日に行われ、タイトルナンバーの「notte stellata」や松任谷由実の名曲「春よ、来い」をソロで披露。さらに体操男子で個人総合五輪2連覇の内村航平氏や、2014年ソチ五輪の団体戦で共闘した12年世界選手権銅メダルの鈴木明子氏、15年世界選手権銀メダルの宮原知子氏などと独自の世界をつくり上げた。
当公演のテーマの1つに掲げているのが「希望」。この日はスクリーンに東日本大震災直後、どん底だった羽生を救った3.11の星空を映し出された。「星空とともに、星空から出てきた希望とともに今まで滑ってきたんだみたいなことを感じながら滑らせていただいた」と切り出した上で「僕が演じるのは星降る夜というもので、そこから星たちが降ってくるような形でオープニングをつくっている。『notte stellata』というプログラムと、その後に続くオープニングが1つのプログラムとして見える感覚で僕自身、演技させていただいた」と振り返った。
「春よ、来い」にも同様の願いが詰まっている。「僕が実際に『GIFT』だったり『プロローグ』だったり、いろんな場面でこのプログラムを滑らせていただいてるが、今回描いているのは、結構直接的に震災のことを考えたりとか、震災に遭われた方々の希望ってなんだろうとか。そういったものをいろいろイメージしなながら滑った」。東日本大震災から12年。今の自分ができる全てを地元・宮城で出し切った。
復興の象徴として歩みを進める羽生。その姿はファンの脳裏に深く刻まれていく。












