侍ジャパンが最警戒する打者をメジャー関係者が注目している。MLB公式サイトは8日(日本時間9日)に「この韓国人スラッガーは大リーグの次なるビッグスターだ」という見出しで、WBC韓国代表の李政厚(イ・ジョンフ)外野手(24)を特集した。

 父は韓国と日本で3拍子そろった外野手として活躍した李鍾範(イ・ジョンボム)氏だ。昨季はKBOキウムの主軸として全144試合に出場し、打率3割4分9厘で2年連続の首位打者、113打点で初の打点王、シーズンMVPに輝いた。今オフはポスティングシステムでメジャー移籍を果たすことを球団から確約されており、WBCではメジャー関係者の注目の的となっているのだ。

 同サイトは、昨季は打率を上回る出塁率4割2分1厘をマークし、23本塁打放ったことに加え、627打席でわずか23三振という点を強調。韓国人記者の「彼は悪球打ちだとも言われている」「コンタクトし、三振をしない」「韓国で最も優れたピュアヒッター」との評価も紹介した。

 またWBCの歴史で、初めて親子で出場を果たすことについて李政厚が「私たち家族の名前が出て、その第1号になることを誇りに思う」と語ったことにも触れた。父は2006年の第1回WBCに韓国代表のキャプテンとして出場。日本代表と壮絶な闘いを何度も繰り広げ、自身は外野手としてベストナインに選出された。初の親子ベストナインにも期待がかかる。

 侍ジャパンにとって韓国は、米フロリダ州マイアミで行われる準決勝進出への最初の関門で、10日に東京ドームで激突する。先発が有力視されるダルビッシュ有投手(36=パドレス)は李政厚を抑えることはできるか。