侍ジャパンの大谷翔平投手(28=エンゼルス)が7日、山川穂高内野手(31=西武)の復調を喜んだ。
WBC前最後の実戦調整の場となったこの日の強化試合・オリックス戦(京セラ)で、悩めるパ・リーグ2冠王・山川が初本塁打を含む2打数2安打2打点1四球とよみがえった。本番前の最終打席を〝どすこい締め〟で飾り、長かった不振のトンネルをようやく脱したようだ。
そして、この山川の復調を誰よりもベンチで喜んでいたのが、山川が日本ハム在籍時代から「もう見たくない。早くメジャーに行ってください」と白旗を挙げていた異次元の打者・大谷だった。
大谷は8回、山川に完全復調をアピールする一発が飛び出すと両手を挙げてバンザイ! ベンチ前でハイタッチを終えた山川が左翼スタンドへ向け恒例の「どすこい!」を唱和すると、うれしそうに笑みをたたえた。
そして、山川がベンチへ戻ると大谷は何やら右手にボールを持ち、両目をかっ開いて2人だけのトークが盛り上がっていた。
前日の衝撃弾2発に山川は「マジで野球やめたいです。同じ競技をやっているとは思えない」と6年ぶりの再会で、予想していた通りの〝差〟を見せつけられ、自信を完全喪失していた。
しかし、1日24時間の全てを野球に捧げている者同士、一度野球談議に花が咲けば話は尽きない。ベンチでの両者の会話はそんな〝シンパシー〟を感じさせる2人だけの世界だった。












