完全復活に向けてのノロシを上げた。ソフトバンクの上林誠知外野手(27)が、5日の広島とのオープン戦(ペイペイ)に1番・センターで先発出場し、3打数3安打の大暴れを見せた。
初回の第1打席に中前打を放つと、以降の打席でもライト、レフトに2本の二塁打を放った。昨季、右アキレス腱を断裂。ただ、故障前は33試合で打率3割1厘と打撃好調で手応えを感じていた。
「昨季はあちこちに手を出さなかった。長谷川コーチと話し合いながら、今はこうしようと絞ってやっていた。そのおかげで迷いがなかった」。今季も取り組みを継続して成果を出している。
2018年に全143試合に出場し、打率2割7分、22本塁打、62打点をマーク。しかし、以降は故障が重なり不振に陥っていた。今季の外野陣は柳田、近藤がDHを回しつつの右翼、左翼で内定済み。レギュラーを完全に奪取するためには、WBCに追加招集されたユーティリティープレーヤー・牧原大とセンターの座を争うことになる。
立場的には自らが下にいることも分かっている。昨季の成績を考えても牧原大が打線から外れることは考えにくい。さらに牧原大のことは、好打者としてリスペクトしており「好きな選手ですし、別にバチバチというのはない」。
こう前置きをした上で「もともと内野手の人なので。セカンドとかいろんなところにやって、自分を使いたいと思わせることしか自分はできない。DHが誰になるかも分からないし、とにかくいい状態をキープして使いたいと思わせるしかない」。結果を積み重ねることだけに集中していくスタンスを貫いていく。
「1球、1打席に一喜一憂せずに、自分の打撃を微調整しながら開幕を迎えたい」。近藤、周東も含めたWBC組が不在の中でオープン戦での出場機会は多い。黙々と自らの打撃を見つめてアピールにつなげていく。












