第2先発は俺に任せろ! WBC日本代表の今永昇太投手(DeNA)が3日、中日との壮行試合(バンテリン)に先発し、3回1失点ながら5者連続を含む7奪三振と圧巻の投球を披露した。

 立ち上がりからエンジン全開だった。先頭の大島に投じた初球は、いきなり150キロをマーク。2球目も150キロでファウルを打たせ、最後はカットボールで空振り三振に仕留めた。2番カリステには四球を与えたものの、空振りを奪った3球目の直球はこの日最速の153キロに達した。一死一、二塁とピンチは招いたが、ビシエドを152キロ直球で空振り三振に仕留めると、二死から二走・カリステを絶妙な〝神けん制〟で刺して切り抜けた。

 奪三振ショーの見せ場は2回だ。アキーノ、高橋周、木下をいずれも空振り三振に料理。3回先頭・龍空のバットも空を切り、けん制アウトを挟んで5者連続の空振り三振と中日打線を手玉に取った。

 3回は二死二塁からカリステに左前へ運ばれて先制点を献上したが、本番での起用法を考えれば上々のデモンストレーションとなった。「(滑りやすい)ボールにもしっかり対応できている。特に試したいこともないので、しっかり結果を出したい。僕の場合は体に何の問題もなければ気持ち良く投げられるので、しっかり心も体も準備できている状態かなと思う。あくまで結果を出さなければいけないのは本番なので」と臨んだマウンドで、昨季セ・リーグ3位の11勝左腕が貫禄を見せつけた。

 9日から始まる1次ラウンドでは中国戦・大谷(エンゼルス)、韓国戦・ダルビッシュ(パドレス)、チェコ戦・佐々木朗(ロッテ)、オーストラリア戦・山本(オリックス)の先発が有力。65球の球数制限を補う第2先発として期待されるハマのエース左腕は「周りにすごい選手もたくさんいる。みんなの助けを借りながら、みんなに自分の弱みを見せながら」3大会ぶりの優勝に貢献する。