実に6年ぶりとなる〝師弟復活〟は何をもたらすか。栗山英樹監督(61)率いる侍ジャパンに、いよいよ大谷翔平投手(28=エンゼルス)が、合流する。1日に米国を出発する予定だ。

 今やMLBを代表するプレーヤーとなった大谷にとって、栗山監督はプロ入りから二刀流への道を切り開き、育成してくれた最大の恩師。ただ、大谷に対しての舌鋒は日本ハム時代から常に鋭いことで知られ、メディアを通じたコメントでも手厳しい姿勢を一貫していた。

「ふがいない」や「技術不足」ぐらいの辛口表現ならば、まだかわいいほうで、時には「ダメダメ君」「あいつは鈍感」「バカヤロー!」など〝そこまで言うか〟と思えるぐらいのキツイ言葉も口にしていた。

入団ホヤホヤの大谷(左)に声をかける栗山監督(2013年)
入団ホヤホヤの大谷(左)に声をかける栗山監督(2013年)

 しかし、これらはすべて栗山監督が「あいつには世界一を目指してほしい」という考えがあったからこそ。そしてエンゼルスでジャンプアップした愛弟子についても「褒めはしない」と言い切った上で「(自分は)本当に嫌なことをいう係にならないといけない」と引き続き、あえて自らが〝嫌われ役〟に徹する構えも見せている。

 WBCでも、あの大谷が「バカヤロー!」と怒鳴られる場面はあるのか。そんなことにでもなれば「大谷を怒れる世界唯一の監督」として栗山監督の株が世界的に上がってしまいそうだが。