侍ジャパンの山本由伸投手(24=オリックス)が26日、宮崎で行われたソフトバンクとの壮行試合に先発。3回39球を投げ、3三振を奪いながらも2安打2失点(自責1)を許した。それでも今季から新たに取り組む新フォームやWBC球への対応は、順調に進んでいる様子。先発濃厚の1次ラウンド・オーストラリア戦(3月12日=東京ドーム)に向け、微調整を続けながら本戦に臨む構えを見せている。
WBC本番に向け、国内組のエース右腕としてはやや不安の残る投球となった。初回は150キロ超直球と高速フォークなどを織り交ぜ、相手打線を翻弄。中村に四球こそ許したものの、続く栗原、柳田から連続三振を奪うなど、上々の滑り出しだった。
苦しんだのは2回だった。二死から正木、ガルビスに連続二塁打を浴び先制点を献上すると、二死三塁では三ゴロに打ち取ったはずの三森の打球を村上が一塁へ悪送球。味方に足を引っ張られる形で2点目を許した。
それでも3回には立ち直り、二番・中村から始まる中軸を三者凡退。昨季のパ投手4冠の実力を見せつけた。「失点してしまいましたが、感覚よく投げられた球が多かったです。(捕手の)中村さんと確認しながら、いろんな配球を試すことができたので。内容はよかったと思います」
今シーズンから取り組む投球時に左足を極力上げない新フォームは着実に完成形に近づいている。「滑る」と言われるWBC球への対応も、他投手に比べると感覚をつかみつつある。ただ、強化合宿での3度目のブルペン投球(23日)後にデータを元に「ちょっと改善したいところもある」と微調整の必要性を示唆していた。この日は配球面を含めた最終確認を実戦で行ったため、失点は「想定内」だったのだろう。
今後は中日との壮行試合(3月3日、4日)での登板を経て、1次ラウンド4試合目となる3月12の日オーストラリア戦での先発が有力と言われる。「今日はストライクゾーンにどんどん強い球をと思って投げましたけど、本戦に入ると投げミスできない場面だったりがある。そういった場面での細かいコントロールだったりをもう少し(次戦は)意識してやっていきたい」。
この日の投球をベンチから見守った栗山監督も「本当に絶対的に信頼感のあるピッチャーであるのは間違いない」と全幅の信頼を置く。本番までに修正点を改善しチームのエース格として侍ジャパンを世界一へと導く。












