第5回WBCで3大会ぶりのV奪回を目指す侍ジャパンの精神的支柱、ダルビッシュ有投手(36=パドレス)が23日、改めて栗山英樹監督(61)への敬意を語った。

 第2クール最終日となったこの日、投手陣はいよいよ実戦登板となる25、26日の壮行試合(対ソフトバンク戦=宮崎)に登板する投手が全員ブルペン調整を行った。

 この2試合に登板予定のないダルビッシュはオリックス・山本由、ロッテ・佐々木朗らそれぞれの投手の仕上がり具合を捕手の後方から見守り、気付いたことがあれば、それぞれの投手に伝えるなど投手陣のまとめ役としての動きに徹していた。

 そんなダルビッシュは練習終了後に報道陣に対応。16日の合流から1週間接してきた指揮官への印象について「自分がかなり年下なのであれなんですけど、上手だなと。出るところと引くところというか、選手のことを持ち上げてくれりとか。やっぱり栗山さんの発言を見ても、人を傷つけるとか、恥をさらすようなこと言わないじゃないですか。そこってすごく難しくて、そういう方は日本の指導者でなかなかいない。そういうところに僕は〝すごみ〟を感じます」と語った。

 日本ハム時代にはメジャーに旅立ったダルビッシュと入れ違いで実現しなかった両者のタッグ。昨年8月にその招集のためにサンディエゴを訪れ、「一生に1回でいいからダルビッシュとメンバー表に書かせてくれ」とラブコールを送られた指揮官の高いマネジメント能力を目の当たりにした実感を言葉にしていた。