宮崎合宿中の侍ジャパンに選出されている西武・山川穂高内野手(31)が〝野手陣の結束は実戦の中で深まっていく〟という法則を語った。

 投手陣に関しては昨年7月に育成から支配下に昇格し、わずか7カ月後に侍ジャパン昇格というNPBドリームをつかんだオリックス・宇田川優希投手(24)を14人の投手たちがフォローし合うことで結束が深まっている侍ジャパン。一方で各チームの主軸が集まった野手陣の方は、日々の練習の中での交流以外に目立った〝野外活動〟の形跡はまだない。

 山川、近藤(ソフトバンク)が中心となって24日の練習休日前後にダルビッシュを招待する食事会の規模の広がりにもよるが「まだ何人でとか決まっていない。これから誘います。ダルビッシュさんですからね。何がいいのか協議中です。いろいろ勉強をしたいというか、いいマインドを学びたい」(山川)と気楽な食事会となりそうだ。

 山川は急造野手陣のまとまりについて「コミュニケーション自体は取っていますから、その意味で馴染んでは来ています」としながら「ただ、まだ試合をしていないんで。1試合したら全然変わると思いますよ」と語り、その理由をこう説明した。

「今だって打順は分からないじゃないですか。誰がスタメンなのか。何も聞かされていないです。だから25日(ソフトバンクとの壮行試合)にそれが分かるんですよね。それで、そのメンバーを見て、栗山監督(の構想)はこんな感じなんだ、とボクたちもそう思うんですよ。ボクが1番かもしれないし(笑い)、そういうことじゃないですか。だから試合をしてみないと本当に何も分からない」

 実戦の中で与えられたその打順をこなし、ジャパンでの役割を把握してから初めてその前後の野手との関係性を築く上で、その最善を考え始める。帯同する全ての野手が各所属チームでは不動の主軸であるがゆえ、侍では違う役割も求められてくる。

 指揮官からぼんやりとでもその役割の方向性を示されなければ、具体的にどう結束を高めていけばいいのかが見えてこないというまっとうな野手陣の結束論でもある。