キューバのレジェンドの日本球界10年目はあるか。23日にキューバ代表と練習試合を行ったソフトバンクで、昨季までチームに在籍していた同国主将・デスパイネの〝本気モード〟に注目が集まっている。
同じく昨季までの同僚でキューバ代表に選ばれているグラシアルとともに、輝かしいNPBでの実績を誇るものの現在は所属球団なし。昨年末の帰国時も残留希望を口にしており、この日も改めて「あと数年間は自分もプレーしたいと思っている。それが日本なのか、メキシコなのか、ドミニカなのか。もちろんキューバもそうですが」と思いを口にした。
WBCでは野球大国の威信をかけて戦うことになる。同時に同国の公務員として、契約を勝ち取ることも重要だ。球団関係者は「WBCがあることで様子見となっているが、外国人野手が不発だった球団が期限までに獲得に動く可能性は十分にある。本人たちもまだまだ日本でやりたいと思っている。WBCでの姿を『見ておいてくれ』という思いも持っているはずですよ」と話した。
昨季のデスパイネは打率2割6分9厘、14本塁打、40打点。キューバリーグで右足首を痛めた影響で出遅れたものの、8月以降は51試合で打率2割9分1厘、9本塁打、32打点と存在感を発揮した。
CSにも全試合にクリーンアップでスタメン出場。オリックスとのCS最終戦では終盤7回に山崎颯から一時は同点に追いつく起死回生の2ランを放つ勝負強さも見せた。
年齢を重ねてきているものの、計算が立つ上に〝ここ一番〟で頼もしい。デスパイネの契約に関してはソフトバンクも悩んだところ。現在でこそ新外国人が期待できそうな状況ではあるが、緊急時の「最後の切り札」としても挙げられていたほどだ。チーム内には「まだまだ日本でできる」との声は尽きない。
大舞台には強い。過去のWBCでも第3回、第4回と2大会連続で3本塁打をマーク。歴代最多の通算7本塁打を放っている。今回もさすがの姿を見せるか――。
準々決勝でキューバ代表と対戦する可能性がある侍ジャパンにとっても、油断できない相手となりそうだ。












