【米フロリダ州フォートマイヤーズ発】レッドソックスの吉田正尚外野手(29)は21日(日本時間22日)、バッテリー、内野手を含めた9人による外野飛球の連係プレー練習、フリー打撃をこなし、前20日(同21日)に続いてライブBP(実戦的な投球練習)で打席に立った。

 チーム練習前、今季のプロフィル画像などを撮影するフォトデーが行われ、選手たちは公式戦で使用する上下白のホーム用ユニホーム姿で練習フィールドに姿を見せ、吉田は今キャンプで初めて背番号7を披露した。

 外野手2人1組で滞空時間が5~6秒の高いポップフライを追い、どちらかが捕球する練習では、「I gоt it」と何度も大きな声を張り上げた。コンビを組んだ外野手とのコミュニケーションは何の問題もなかった。実は「オリックスでは3~4年前から外国人選手の野手も来るので、(I got itを使っていて)スムーズに入れた」という。

 フリー打撃では中堅から左に痛烈なライナー性の当たりが多く、中堅から右翼方向へは5本の柵越えを含む、角度のついた強い当たりを多く放った。吉田はその後、オープン戦で使用するジェットブルー・パークへ移動し、ライブBPで3人の投手と対戦した。

 どの投手とも初対戦となる吉田は、捕手の後方に置かれた防球ネット越しに各投手のウォーミングアップをじっくりと観察し、「球種だけ先に聞いて、ゾーンというのはある程度、自分の中で決めながら」打席に入った。

 まずは右腕タナー・ホウク(26)と対戦。4球目の外角へ逃げていくボールにはバットが空を切ったが、カウント2―2からの5球目、タイミングはやや崩されたがバットの先で捉えた打球は右翼線へ転がった。技ありの打撃に、後方で見守っていたアレックス・コーラ監督は「オー」とうなった。

 2打席目の相手はWBCイスラエル代表の左腕リチャード・ブライアー(35)。ボールを2球続けて見逃したあとの3球目、捕手寄りのポイントで捉えた打球は三遊間を破り、誰もいない左翼の芝生へ転がった。

 3打席目は昨季、64試合に登板した中継ぎ右腕ジョン・シュライバーとマッチアップ。カウント3―1からの5球目、シンカーを打たされたのか、ボールの上っ面を叩き、高いバウンドの二ゴロに倒れた。

 計13球で4スイングの吉田は「球場も変わって、雰囲気も変わって、(それでも)昨日と一緒で打つべき球を打つことをテーマに、いろんな球を見ることができた」と振り返った。また、1打席目に関しては日本でプレーしていた時と同様、「追い込まれてからのアプローチ、ショートスイング」が実戦できたことを明かした。調整は順調だ。